副業・複業(パラレルキャリア)とは
副業とは、本業を持ちながら別の仕事も行う働き方を指します。複業(パラレルキャリア)は、複数の仕事を主従の区別なく並行して行う、より対等な働き方を意味することが多いですが、明確な定義の違いはなく、いずれも『一つの会社に縛られない働き方』を表します。
政府が働き方改革の一環として副業・兼業を推進し、副業を容認・推奨する企業が増えたことで、副業は特別なものではなくなりました。本業の収入を補う、スキルを試す、新しい人脈を作る、将来の独立や転職に備えるなど、副業に取り組む目的はさまざまです。転職の際にも、『副業ができる環境かどうか』を条件に加える人が増えています。
副業・複業に取り組む主な目的
- ●収入を増やす・収入源を分散して安定させる
- ●本業では得られないスキルや経験を積む
- ●新しい人脈や、興味のある分野とのつながりを作る
- ●将来の独立や転職に向けて準備する
- ●やりたいことに挑戦し、自己実現を図る
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| サービス名 | 総合評価 | 求人数 | 年収帯 | 対象年代 | 特化領域 | 登録 |
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副業OK企業を探す・見極める
副業を前提に転職するなら、まず副業を認めている企業を探すことが第一歩です。ただし、『副業OK』にも実態の差があるため、見極めが必要です。
副業OK企業の探し方
求人サイトで『副業OK』『副業可』『兼業可』といった条件で検索すると、副業を認める企業を見つけられます。企業の採用ページや、働き方に関する情報発信から、副業への姿勢が分かることもあります。転職エージェントに『副業ができる環境を希望する』と伝えれば、条件に合う求人を紹介してもらえます。IT・Web業界やベンチャー企業は、副業に寛容な傾向があります。
『副業OK』の実態を見極める
『副業OK』と掲げていても、実際には申請が必要だったり、認められる副業の範囲が限られていたりすることがあります。面接で、副業をしている社員が実際にいるか、申請の手続きはどうか、認められる副業の範囲はどこまでか、を確認しましょう。制度として副業を認めているだけでなく、実際に副業しやすい雰囲気があるかどうかが、働きやすさを左右します。
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副業から本業転職につなげる
副業は、それ自体が収入源になるだけでなく、本業の転職への橋渡しにもなります。副業を戦略的に活用しましょう。
副業で新しい分野の経験を積む
未経験の分野に挑戦したいとき、いきなり本業を変えるのはリスクがあります。まずは副業でその分野の仕事をしてみることで、適性を確かめながら経験とスキルを積めます。副業で実績を作れば、それを職務経歴としてアピールでき、本業転職の際に『未経験ではない』状態で臨めます。副業は、リスクを抑えてキャリアチェンジを試す手段になります。
副業先が転職先になることも
副業として関わった企業から、『本業として来てほしい』と誘われるケースもあります。お互いの仕事ぶりや相性を知ったうえでの転職になるため、ミスマッチが少なく、スムーズに移行できるのが利点です。副業を通じて広がった人脈やつながりが、思いがけない転職のチャンスを生むこともあります。副業は、転職の選択肢を広げる入り口にもなるのです。
パラレルキャリアのメリット
複数の仕事を持つパラレルキャリアには、一つの会社に依存しない働き方ならではのメリットがあります。
- ✓収入源が複数になり、一つの収入に依存しない安定感が得られる
- ✓異なる仕事を通じて、幅広いスキルと経験が身につく
- ✓多様な人脈ができ、視野が広がる
- ✓一つの会社・業界に縛られず、変化に強いキャリアを築ける
- ✓やりたいことに挑戦でき、働く満足度が高まる
- ✓将来の独立や転職への準備ができる
副業・複業の注意点
メリットの多い副業・複業ですが、トラブルを避けるために注意すべき点もあります。
就業規則と本業への影響を確認する
副業を始める前に、本業の就業規則で副業が認められているか、申請が必要かを必ず確認しましょう。無断で副業をして規則違反になると、本業に悪影響が出ます。また、本業の業務に支障が出ないよう、時間や体力の管理も重要です。副業に力を入れすぎて本業がおろそかになると、本末転倒になります。本業と副業のバランスを保つことが、長く続けるための前提です。
税金・確定申告に注意する
副業で一定以上の所得を得た場合、確定申告が必要になります。本業の給与とは別に、副業の収入と経費を管理し、申告する必要があります。また、副業の所得によっては、住民税の通知から本業の会社に副業が知られることもあるため、気になる場合は申告の方法を確認しておきましょう。税金の手続きを怠るとトラブルになるため、収入が増えてきたら、税理士や税務署に相談するのが安全です。
副業人材として活躍する戦略
企業側も、優秀な人材を副業・業務委託の形で受け入れる『副業人材の活用』を進めています。副業人材として価値を発揮する戦略を考えましょう。
専門性を磨いて『選ばれる人材』になる
副業人材として企業から求められるには、特定分野の専門性が重要です。本業で培ったスキルや、副業を通じて磨いた専門性が高いほど、副業の依頼を受けやすくなります。『この分野ならこの人』と認知されるよう、専門性を深め、それを発信していくことが、副業人材として活躍する土台になります。
自分に合った働き方をプロに相談する
副業ができる本業を探す、副業を本業転職につなげる、複業前提のキャリアを設計するなど、副業を軸にした転職の進め方は人それぞれです。転職エージェントに『副業ができる環境を重視したい』『複業を前提にキャリアを考えたい』と伝えれば、条件に合う求人や、自分に合った働き方を一緒に考えてもらえます。副業OK企業の実態や、働き方の柔軟さも、エージェントを通じて事前に確認できます。
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リクルートエージェントを無料で確認する副業を始める前に確認すべき実務
副業を前提に転職する場合でも、副業を始める際の実務的な確認は欠かせません。トラブルを避けるため、就業規則・情報管理・時間の3点を押さえておきましょう。
始める前のチェック項目
- ●就業規則で副業が『許可制』か『届出制』か『原則自由』かを確認する
- ●競業避止(同業での副業禁止)や秘密保持の規定に抵触しないか確認する
- ●本業の機密情報・顧客情報を副業で使わない線引きを明確にする
- ●労働時間の通算による健康リスク(過重労働)に配慮する
副業と税金・社会保険の基礎
副業で一定の収入を得ると、確定申告が必要になります。給与以外の所得(事業所得・雑所得)が年間20万円を超える場合は、原則として自分で確定申告を行います。経費の記録や、本業の会社に副業を知られたくない場合の住民税の納付方法(普通徴収の選択)など、事前に基礎を知っておくと安心です。
副業が軌道に乗り、独立や複業の比重を高める段階では、開業届や社会保険の扱いも論点になります。金額が大きくなる前に、税理士や公的な相談窓口で一度整理しておくと、後々のトラブルを防げます。
副業を本業転職につなげた実例のパターン
副業は、リスクを抑えたキャリアチェンジの入り口になります。実際に多いのは、副業で新しい職種の実績を作り、それを武器に本業として転職するパターンです。
よくある移行パターン
- ●本業(営業)×副業(ライティング)→ 実績を積みWebメディアへ本業転職
- ●本業(事務)×副業(SNS運用代行)→ マーケティング職へキャリアチェンジ
- ●本業(エンジニア)×副業(受託開発)→ フリーランスや別領域へ独立
移行を成功させるコツ
副業での成果を『再現性のある実績』として言語化することが鍵です。単発の案件ではなく、継続的に依頼される関係や、数値で語れる成果を作ると、本業転職の面接で強い説得力を持ちます。
副業前提の転職を成功させる準備
副業を前提に転職するなら、副業と両立できる本業を選び、自分のスキルを高めておくことが成功の鍵になります。
両立できる働き方を条件にする
副業を続けたいなら、本業選びの段階で、副業OKであることに加え、残業が少ない・柔軟な働き方ができるといった、副業と両立しやすい条件を重視しましょう。いくら副業OKでも、本業が激務では副業に取り組む余裕がありません。労働時間の実態や働き方の柔軟さを確認し、無理なく複数の仕事を両立できる環境を選ぶことが大切です。
スキルを高め、市場価値を上げる
副業・複業で活躍するには、本業・副業の両方で通用するスキルを磨き続けることが重要です。市場価値の高いスキルを持っていれば、本業でも副業でも選択肢が広がります。副業で得た経験を本業に活かし、本業のスキルを副業で発揮する、という相乗効果を意識すると、パラレルキャリア全体の価値が高まります。学び続ける姿勢が、変化に強いキャリアを支えます。