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広報・PR・IR転職【2026年版】コーポレートコミュニケーション職の年収と転職戦略

公開:2026-04-28更新:2026-07-25監修:転職エージェントLab 編集部

「PRエージェンシーからインハウス広報に転職したい」「スタートアップのIPO前にIR担当として経験を積みたい」「危機管理広報のスキルを持ちたい」という転職ニーズが2026年に増加しています。企業のパーパス・ブランディング重視・SNS炎上リスク対応の重要性から、広報・PR・IR職の需要が高まっています。

この記事では広報・PR・IR職の転職市場・職種別年収・PR会社からインハウスへの転職・IR担当のキャリアパスを詳しく解説します。

目次

  1. 1. 広報・PR・IR職の種類と転職市場
    1. 1-1. インハウス広報(コーポレートPR)
    2. 1-2. PR会社・PRエージェンシー
    3. 1-3. IR(Investor Relations・投資家向け広報)
    4. 1-4. パブリックアフェアーズ(PA)・政府渉外
  2. 2. PR会社からインハウス広報への転職
    1. 2-1. 転職のタイミングと準備
    2. 2-2. 年収交渉の注意点
  3. 3. 広報・IR転職で評価されるスキルとポートフォリオ
  4. 4. 広報・PR・IR業界の主要企業タイプと特徴
    1. 4-1. 大手事業会社のコーポレートコミュニケーション部門
    2. 4-2. PRエージェンシー(大手・ブティック系)
    3. 4-3. スタートアップの広報責任者
  5. 5. 広報・IR職への転職成功事例
    1. 5-1. 事例1:新聞記者(32歳)→事業会社のコーポレート広報
    2. 5-2. 事例2:証券会社アナリスト(35歳)→上場企業のIR担当
  6. 6. 広報・PR・IR転職の面接で評価されるポイント
  7. 7. 広報・PR・IR職のキャリアパス
    1. 7-1. 広報担当者からPRマネージャーへ
    2. 7-2. CCO(最高コミュニケーション責任者)への道
    3. 7-3. 独立・フリーランスPRコンサルタント
  8. 8. 広報・PR・IR職の年収以外の働き方の特徴
  9. 9. 広報・PR・IR職への転職でよくある失敗パターン
  10. 10. 未経験から広報・PR・IR職を目指す方への実践的アドバイス
    1. 10-1. 個人での発信実績を作る
    2. 10-2. 業界研究・企業のプレスリリースを分析する
    3. 10-3. 隣接職種での経験を積んでからステップアップする
  11. 11. 広報・PR・IR職に求められる資格・スキルの一覧
  12. 12. 危機管理広報(クライシスコミュニケーション)の専門性
  13. 13. 広報・PR・IR職の転職活動における職務経歴書のポイント
  14. 14. よくある質問

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広報・PR・IR職の種類と転職市場

コーポレートコミュニケーション職は複数のポジションに分類されます。

インハウス広報(コーポレートPR)

自社の企業ブランド・製品・サービスのメディア露出・プレスリリース・記者会見・危機対応を担います。スタートアップ広報は経営者のPR支援・採用広報・資金調達発表も含む幅広い業務が特徴です。年収450〜900万円(大手企業・上場スタートアップは1,000万円超も)が相場です。

PR会社・PRエージェンシー

複数クライアントのPR戦略立案・メディアリレーション・コンテンツ企画・イベント運営を担います。多様な業種・業界の経験が積める反面、クライアント対応の重複・長時間労働が課題です。年収350〜700万円が相場です。シニアコンサルタント・PRディレクターは800万円超も可能です。

IR(Investor Relations・投資家向け広報)

上場企業・IPO準備企業の決算説明会・個人投資家説明会・機関投資家対応・統合報告書・コーポレートガバナンス対応を担います。財務知識と対外コミュニケーション力の両方が求められます。年収600〜1,100万円(IR部長は1,300万円超)が相場です。

パブリックアフェアーズ(PA)・政府渉外

行政・規制当局への渉外・政策提言・ロビー活動を担います。元官僚・政策通のキャリア形成に向いています。外資系企業・業界団体・政策コンサルで需要が高く、年収700〜1,400万円が相場です。

PR会社からインハウス広報への転職

PR会社から企業内広報への転職は多くのPR担当者が検討するキャリアステップです。

転職のタイミングと準備

PR会社経験3〜7年で「戦略立案・メディアリレーション・クリエイティブ」の実力が身についた段階が転職適期です。スタートアップ広報は「ゼロからメディア露出を作った経験」「採用広報・ソーシャルメディア運用」のスキルが特に評価されます。転職先を選ぶ際は「広報が経営に近い立場かどうか」「一人広報か組織広報か」を確認することが重要です。

年収交渉の注意点

PR会社からインハウス転職では、多くの場合クライアント数が減る分・年収が横ばいまたは微増程度になることが多いです。ただしスタートアップのIPO・M&A関連のタイミングで広報責任者として入社する場合は、ストックオプション付与で総報酬が大幅に高くなるケースがあります。

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広報・IR転職で評価されるスキルとポートフォリオ

採用担当者が広報・IR職に求めるスキルと実績の示し方を解説します。

  • 掲載実績:主要メディア(日経・朝日・TV等)への掲載件数・リーチ数・AVE(広告換算値)
  • 危機対応経験:炎上・不祥事対応の実績(匿名化して説明)
  • IR実績:決算説明会への準備・統合報告書の作成経験・アナリスト評価の変化
  • 採用広報:採用ブランディング・社員インタビュー記事・SNSアカウント運用実績
  • SNS・メディア運用実績:フォロワー数増加率・エンゲージメント率の数値
  • 記者・メディアとのリレーション:担当媒体名・記者とのネットワーク

広報・PR・IR業界の主要企業タイプと特徴

転職先を選ぶ際は、企業タイプごとの特徴を理解しておくことが重要です。

大手事業会社のコーポレートコミュニケーション部門

大手メーカー・消費財・金融機関等のコーポレートコミュニケーション部門は、組織的な体制の中で専門性を深められる環境です。危機管理マニュアルの整備・法務部門との連携など、大規模組織ならではの体系立った業務プロセスを学べます。

PRエージェンシー(大手・ブティック系)

電通PRコンサルティング・ベクトル等の大手PR会社は多様な業種のクライアントを担当でき、幅広い経験を積めます。ブティック系PR会社は特定業界(IT・スタートアップ・美容等)に特化し、深い専門性を築けるのが特徴です。

スタートアップの広報責任者

creator経営者に近い距離で働き、資金調達発表・プロダクトローンチ・採用広報まで幅広く担当します。裁量が大きい反面、体制が整っていない中で自ら仕組みを作る力が求められます。

広報・IR職への転職成功事例

実際にこの分野へ転職した方の事例を紹介します。

事例1:新聞記者(32歳)→事業会社のコーポレート広報

新聞社で経済部記者として8年勤務後、大手メーカーの広報部へ転職。メディア側の視点を熟知していることが強みとなり、プレスリリースの作成・メディア対応で即戦力として評価されました。年収は600万円から750万円にアップしています。

事例2:証券会社アナリスト(35歳)→上場企業のIR担当

証券会社でアナリストとして7年勤務後、上場企業のIR部門へ転職。投資家目線での財務分析・企業評価の経験がそのまま活かせる分野で、決算説明会資料の作成・機関投資家対応で高く評価されています。年収は750万円から900万円にアップしました。

広報・PR・IR転職の面接で評価されるポイント

この職種特有の面接対策のポイントを解説します。

  • メディアリテラシー:記者・メディアの視点を理解した提案ができるか
  • 危機管理への心構え:想定外の事態にも冷静に対応できる思考プロセスを語れるか
  • 経営視点との接続:広報活動を経営戦略・事業目標とどう結びつけて考えているか
  • 定量的な成果の提示:掲載件数・エンゲージメント率など、具体的な数値で実績を語れるか
  • 文章力・表現力:プレスリリース・SNS投稿等のサンプルを準備し、実際の文章力を示せるか

広報・PR・IR職のキャリアパス

この職種で長期的にキャリアを築く上での典型的な成長ステップを紹介します。

広報担当者からPRマネージャーへ

実務担当者として3〜5年経験を積んだ後、チームのマネジメント・広報戦略の立案を担うPRマネージャーへとステップアップします。この段階でメディアリレーションだけでなく、経営陣とのコミュニケーション能力も求められるようになります。部下の育成・予算管理のスキルも合わせて習得していくことが重要です。

CCO(最高コミュニケーション責任者)への道

大企業やグローバル企業では、広報・IR・マーケティングを統括するCCOというポジションが生まれつつあります。企業のブランド戦略全体を担う経営メンバーの一員として、より高い視座での意思決定に関わることになります。この役職に就くには、複数分野を横断する幅広い経験が求められます。

独立・フリーランスPRコンサルタント

事業会社・PR会社での経験を積んだ後、独立してフリーランスのPRコンサルタントとして複数企業を支援するキャリアパスもあります。特定業界での深い専門性・幅広い人脈を持つ人材は、独立後も安定した案件獲得が可能です。

広報・PR・IR職の年収以外の働き方の特徴

この職種特有の働き方・キャリア形成上の特徴を整理します。

  • 危機対応時の不規則な勤務:炎上・不祥事発生時は深夜・休日対応が発生することがある
  • 決算期の繁忙:IR職は四半期ごとの決算発表前後に業務が集中する
  • 経営陣との距離の近さ:広報・IRは経営層と直接やり取りする機会が多い職種
  • メディア関係者とのネットワーキング:業界イベント・記者との会食等、社外との関係構築が業務の一部になる
  • リモートワークとの親和性:文章作成業務が中心のため、比較的リモートワークがしやすい職種

広報・PR・IR職への転職でよくある失敗パターン

転職後のミスマッチを防ぐため、事前に知っておくべき失敗パターンを紹介します。

  • 失敗①:「一人広報」の実態を確認せずに入社→広報担当が自分一人しかいない環境は業務範囲が想像以上に広く、事前確認が重要
  • 失敗②:メディア側の視点を軽視する→自社目線だけの発信では取材につながりにくく、記者・メディアの関心を理解する努力が必要
  • 失敗③:危機管理の準備不足→炎上・不祥事対応マニュアルが整備されているかを入社前に確認しておく
  • 失敗④:IR職と広報職を混同する→IRは投資家向け、広報はメディア・一般消費者向けと対象が異なるため、業務内容を正確に理解しておく

未経験から広報・PR・IR職を目指す方への実践的アドバイス

未経験から広報・PR業界に飛び込む方向けに、具体的な準備方法を紹介します。

個人での発信実績を作る

note・ブログ・SNSでの発信実績は、未経験からの転職でも「文章力・発信力がある」ことを示す有効な材料になります。特定のテーマで継続的に発信し、一定のフォロワー・読者を獲得した実績があれば、書類選考でのアピール材料になります。

業界研究・企業のプレスリリースを分析する

志望する業界の企業のプレスリリース・IR資料を日頃から読み込み、「どのような切り口で情報発信しているか」を分析する習慣をつけましょう。面接で「弊社の広報活動についてどう思うか」と聞かれた際に、具体的な意見を述べられるようになります。

隣接職種での経験を積んでからステップアップする

完全未経験からいきなり大手企業の広報部門に転職するのは難易度が高いため、まずは中小企業の広報担当・PR会社のアシスタント職・マーケティング職として経験を積み、実績を作ってからのキャリアアップが現実的です。特にPR会社のアシスタント職は未経験者の採用にも積極的な傾向があります。

広報・PR・IR職に求められる資格・スキルの一覧

この職種で評価される資格・スキルを整理しました。

  • PRプランナー資格(日本パブリックリレーションズ協会認定):PR実務の体系的な知識を証明
  • IR実務検定(日本IR協議会):IR業務の基礎知識を証明
  • 証券アナリスト(CMA):財務分析・企業価値評価の専門性を証明
  • Webライティング・SEOの知識:オウンドメディア運営・デジタルPRで重宝される
  • 英語力:海外投資家対応・グローバル企業の広報業務では必須スキルとなる

危機管理広報(クライシスコミュニケーション)の専門性

近年特に需要が高まっている危機管理広報について、専門的なキャリア形成のポイントを解説します。SNSでの炎上・製品リコール・不祥事対応など、企業の評判を左右する場面で的確な対応ができる人材は、業界内でも希少性が高く評価されます。危機管理広報の専門性を高めるには、実際の炎上事例の分析・想定問答集の作成訓練・法務部門との連携経験を積むことが有効です。専門コンサルティング会社での経験や、危機管理に関する資格・研修受講も、キャリア形成の後押しになります。この分野で経験を積んだ人材は、複数企業から危機管理アドバイザーとして招聘されるケースも増えています。

広報・PR・IR職の転職活動における職務経歴書のポイント

この職種特有の職務経歴書作成のコツを紹介します。担当したメディア・掲載実績・数値成果を具体的に記載し、単なる業務内容の羅列ではなく「どのような戦略のもとで何を実現したか」を伝える構成にすることが重要です。危機対応の実績は守秘義務に配慮しつつ、対応のプロセスと学びを抽象化して記載すると効果的です。転職エージェントに事前に内容をチェックしてもらうのも有効な手段です。

よくある質問

Q

未経験から広報職に転職することはできますか?

A

未経験転職は可能ですが難易度が高いです。差別化のために①個人ブログ・SNSでの発信実績②副業・ボランティアでのプレスリリース作成経験③特定業界(IT・医療・スポーツ等)の深い知識を武器にする、が有効です。まずPR会社のアシスタントや中小企業の広報スタッフとして入職し実績を積んでから大手・スタートアップを目指すルートが現実的です。

Q

IR担当職に転職するために必要なスキルは何ですか?

A

財務3表(BS・PL・CF)の読解力・決算説明資料の作成スキル・アナリスト・機関投資家への質疑応答力が必要です。証券アナリスト(CMA)・IR資格(日本IR協議会のIR検定)は転職市場で評価されます。経理・財務・コーポレートファイナンス・証券会社バックグラウンドからのIR転職が多いです。英語でのIR対応ができると外資系・グローバル企業への転職に有利です。プレゼンテーション能力も重要な評価ポイントです。

Q

スタートアップ広報として転職する際に注意すべき点は何ですか?

A

スタートアップの広報は「一人でPR全体を担う・経営者と二人三脚で動く・予算が限られる中でクリエイティブに露出を作る」というハードな環境です。入社前に①CEOの広報への理解・委任度②広報予算③既存メディアリレーションの状態④IPO・M&A計画(出口戦略)を確認してください。シリーズB以降の成長期スタートアップが広報担当者にとって最も活躍しやすい環境です。

Q

広報・IR職への転職に強いエージェントはどこですか?

A

リクルートエージェント・dodaは広報・PR・IR職の幅広い求人をカバーします。ビズリーチはIR部長・CCO(最高コミュニケーション責任者)クラスの高報酬求人が豊富です。PR会社からの転職はen転職・typeエージェントが強いです。スタートアップの広報・PR求人はGreeen・Wantedlyが有効です。

Q

記者・ジャーナリスト出身者は広報職に転職しやすいですか?

A

非常に転職しやすい傾向にあります。メディア側の視点・取材対応の経験・文章力は広報業務に直結する強みです。特に「どのような切り口なら記者に取材してもらえるか」を熟知している点は、事業会社の広報部門にとって非常に価値があります。実際に新聞・TV・Web媒体出身者が広報職へ転身する事例は年々増加しています。

Q

IR担当者に転職する場合、証券アナリストの資格は必須ですか?

A

必須ではありませんが、証券アナリスト(CMA)の資格や日本IR協議会のIR検定は、財務知識・IR実務の理解を客観的に示す材料として評価されます。経理・財務・証券会社出身者は資格がなくても実務経験自体が高く評価されるため、必ずしも資格取得が転職の前提条件ではありません。

Q

広報・PR・IR職で複数内定を得た場合の比較ポイントは何ですか?

A

経営層との距離感や、広報戦略への関与度を比較することが重要です。企業のブランド力や社会的認知度も判断材料になります。

Q

広報・PR・IR職は今後どのように成長が見込めますか?

A

ESG経営への関心の高まりや、企業のリスク管理需要の増加により、専門人材への需要は今後も継続すると見込まれます。

この記事を書いた人

転職・キャリア専門メディア 編集部

転職エージェントLab 編集部

転職エージェントLab編集部は、人材業界出身の運営者が中心となり、実際の業界経験をもとに転職エージェントの情報を調査・発信しています。読者が自分に合ったエージェントを選べるよう、各サービスの特徴・求人実績を中立な視点でまとめています。

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