マーケティング・広告職の転職市場【2026年版】
デジタルシフトの加速により、特にデジタルマーケティングに関わるスキル(SEO・Web広告運用・データ分析・CRM等)を持つ人材の需要は急増しています。
一方でTV広告・紙媒体などのオフライン広告は市場が縮小傾向にあり、同じ「マーケティング職」でも専門性によって転職市場の評価が大きく異なります。
マーケティング・広告職の職種別・平均年収
- ●デジタルマーケティングマネージャー:600〜900万円
- ●Webマーケター(実務担当):350〜550万円
- ●ブランドマネージャー:550〜800万円
- ●データアナリスト(マーケティング):500〜750万円
- ●コピーライター・クリエイティブ:350〜600万円
- ●広告代理店(プランナー・AE):400〜700万円
マーケティング職で転職市場価値が高いスキル
- ●Google Analytics 4(GA4)・データ分析スキル
- ●Web広告運用(Google広告・Meta広告)
- ●SEO・コンテンツマーケティング
- ●CRM・MAツール(Salesforce・HubSpot等)
- ●グロースハックの実績
- ●SQL・BIツール(Tableau・Looker等)
マーケティング・広告職の転職エージェントおすすめ5選
1位:リクルートエージェント【マーケ求人数No.1・全業界対応】
国内最大手のリクルートエージェントはマーケティング・広告職の求人も最多水準です。消費財メーカー・IT企業・広告代理店・D2C企業など幅広い業界のマーケティング求人を保有しています。
特に大手企業のブランドマネージャー・マーケティングマネージャーなどの管理職ポジションの非公開求人が充実しています。
- ●強み:全業界のマーケティング求人が豊富・非公開求人が充実
- ●対象:マーケティング実務経験者全般
- ●利用料:完全無料
2位:doda【マーケ特化スカウトと幅広い求人】
マーケティング・広告職の求人が豊富なdoda。スカウト機能では、プロフィールに記載したマーケティングスキルを見た企業から直接オファーが届きます。
IT・テック系企業のマーケティング求人が特に充実しており、SaaS企業・スタートアップなどの成長企業のポジションも多数保有しています。
- ●強み:IT・SaaS企業のマーケティング求人が充実
- ●特徴:スカウト機能でオファーを受け取れる
- ●利用料:完全無料
3位:クリーク・アンド・リバー社【クリエイティブ職に特化】
広告・クリエイティブ・コンテンツ制作職に特化した転職エージェント。コピーライター・アートディレクター・Webデザイナー・動画クリエイターなど、クリエイティブ系の転職に強みがあります。
クリエイティブ業界の専門エージェントとして、業界内のキャリアパスや相場感に精通したアドバイスが受けられます。
- ●強み:クリエイティブ・制作職の転職に特化
- ●対象:コピーライター・アートディレクター・デザイナー等
- ●利用料:完全無料
4位:ビズリーチ【ハイクラスマーケ求人・マーケ部長クラス】
CMO(最高マーケティング責任者)・マーケティング部長・ブランド戦略マネージャーなど、年収700万円以上のハイクラスマーケティング求人が充実しています。
消費財大手・外資系企業・成長ベンチャーのマーケティングリーダーポジションへの転職を目指す方に最適です。
- ●強み:CMO・マーケ部長・ハイクラスマーケ求人
- ●対象:年収600万円以上のマーケティング経験者
- ●プレミアム会員:月額5,478円(無料プランあり)
5位:LHH転職エージェント(旧Spring転職)【外資系マーケ求人に強い】
外資系・グローバル企業のマーケティング求人に強い転職エージェント。外資系消費財メーカー・製薬会社・コンサルティングファームのマーケティング職ポジションへのアクセスが特徴です。
英語力のあるマーケターや、グローバルブランドで働きたい方に特に向いています。
- ●強み:外資系企業のマーケティング求人
- ●対象:英語力のあるマーケター・グローバル志向の方
- ●利用料:完全無料
どのエージェントを選ぶべきか迷っていますか?
年代・職種・年収・希望条件を選ぶだけで、あなたに最適なエージェントTop3をご提案します。
マーケティング職の転職で年収アップするための3つのポイント
定量的な実績(数字)を必ず準備する
マーケティング職の転職面接では「施策の結果として売上・CV数・CAC等がどれだけ改善したか」を数字で示せることが最重要です。「キャンペーンを設計した」より「キャンペーンによりCVR 30%改善・売上120%達成」という表現が評価されます。
デジタルスキルを身につけてアピールする
GA4・Google広告・SEO・MAツールなどのデジタルマーケティングスキルは現在の転職市場で最も需要が高いです。資格(Google広告認定資格・Google Analytics認定資格等)を取得することで、スキルを客観的に示すことができます。
業界・事業規模の掛け合わせで市場価値を上げる
「メーカーのマーケ経験+IT業界への転職」「D2C経験+大手消費財メーカーへの転職」のように、自分のマーケ経験を異業界に活かす転職は市場価値が高まり、年収アップにつながりやすいです。エージェントに「自分の経験が最も評価される業界」を相談することをおすすめします。
業界別に見るマーケティング転職の特徴
同じ「マーケティング職」でも、所属する業界によって求められるスキル・評価される実績・転職のしやすさは大きく異なります。転職先の業界特性を理解した上でエージェント選びやアピール内容を調整しましょう。
消費財・食品メーカー:ブランドマネジメント経験が評価される
P&Gや花王・資生堂のような消費財メーカーでは、ブランドマネージャー職の経験・4P(Product・Price・Place・Promotion)を総合的に設計した経験が重視されます。デジタル施策単体の実績よりも、商品企画からプロモーション・売上管理までを一気通貫で担当した経験が高く評価される傾向があります。
IT・SaaS企業:グロースハックとデータドリブンな実行力が中心
SaaS・テック企業のマーケティング職では、リード獲得数・商談化率(CVR)・LTV(顧客生涯価値)といったファネル全体の数値改善実績が評価の中心です。GA4やSQLを使った分析力、ABMツールやMAツールを使った施策設計・運用経験があると転職市場での評価が大きく上がります。
D2C・スタートアップ:少人数で複数役割をこなす総合力が必要
D2Cブランドやスタートアップでは、マーケティング担当者がSNS運用・広告運用・CRM・時にはEC運営まで一人で担うケースが多く見られます。専門性の深さよりも「限られたリソースで成果を出す実行力」「複数チャネルを横断して統括できる力」が評価されます。前職で少人数チームでの実行経験がある方は、この点を積極的にアピールすると良いでしょう。
未経験・異業種からマーケティング職に転職する方法
マーケティング未経験からの転職は決して不可能ではありませんが、戦略的なアプローチが必要です。
- ✓営業職からの転職:顧客のニーズを理解する力・数字への意識は営業経験者の強みです。まずはインサイドセールスやマーケティングオペレーションなど、営業経験を活かしやすいポジションから入るのが現実的です
- ✓企画・事務職からの転職:分析力・資料作成力をアピールしつつ、まずは副業やボランティアでWeb広告運用やSNS運用の実務経験を積んでおくと選考で有利になります
- ✓独学でスキルを証明する:Google広告認定資格・Google Analytics認定資格は独学でも取得可能で、未経験者が「学習意欲と基礎知識」を客観的に示す材料になります
- ✓ポートフォリオを作成する:個人ブログのSEO改善・自主制作のSNSアカウント運用実績など、小規模でも自分で手を動かした成果物があると説得力が増します
マーケティング転職でよくある失敗パターン
マーケティング職の転職活動でつまずきやすいポイントを事前に把握しておきましょう。
- ✓施策の「担当した」だけで成果を語れない:「キャンペーンに携わった」という記述だけでは評価されません。自分がどんな意思決定をし、どんな数値改善に貢献したかまで明確に語れるよう準備しましょう
- ✓自分の得意領域だけに固執する:「SNS運用しかやりたくない」など専門領域を狭く限定しすぎると、応募できる求人の幅が大きく狭まります。隣接領域への学習意欲も併せて示すと選択肢が広がります
- ✓業界特性を理解せずに転職先を選ぶ:BtoCの感覚のままBtoB企業のマーケティングに転職すると、求められる指標や意思決定プロセスの違いに戸惑うケースがあります。事前にエージェントから業界特性の情報を得ておくことが重要です
- ✓年収交渉の材料を用意していない:マーケティング職は成果が数字で示しやすい職種のため、具体的な貢献度を年収交渉の材料として準備しておくと、市場価値に見合った年収を引き出しやすくなります
マーケティング職の転職面接でよく聞かれる質問
マーケティング職の面接で頻出する質問とその回答のポイントを紹介します。
「最も成果を出した施策を教えてください」
施策の背景(なぜその施策が必要だったか)・具体的なアクション(自分が何を設計し実行したか)・数値的な成果の3点をセットで語ることが重要です。可能であれば施策実施前後の数値を比較して示しましょう。
「弊社の商品・サービスのマーケティング課題は何だと思いますか?」
面接前に企業のWebサイト・SNS・広告出稿状況を実際に確認し、自分なりの仮説を用意しておくことが重要です。的外れな回答を避けるため、企業のターゲット層や競合状況もあわせて調べておきましょう。
キャリアステージ別に見るマーケティング転職の戦略
経験年数によって、転職市場で評価されるポイントや狙うべきポジションが変わってきます。自分のキャリアステージに合った戦略を立てましょう。
20代・実務経験3年未満:専門性の土台を作る時期
この段階では特定領域(SEO・広告運用・SNS運用など)で確実に成果を出す経験を積むことが最優先です。転職の際も「幅広く何でもやりたい」よりも「この領域を極めたい」という専門志向を示す方が、採用側の評価が明確になりやすい傾向があります。
30代・実務経験5〜10年:戦略立案とマネジメント経験を積む時期
実行担当から一歩進み、マーケティング戦略全体の立案・チームマネジメント・予算管理の経験が評価の中心になります。単一施策の実行力だけでなく、複数チャネルを横断した戦略設計ができることを示せると、マネージャークラスへのステップアップにつながります。
40代以降:事業視点でのマーケティング統括力が求められる時期
CMO・マーケティング本部長クラスでは、マーケティング施策の巧拙よりも「事業成長にどう貢献したか」という経営視点での実績が重視されます。売上・利益への貢献を数値で語れることに加え、組織づくりや後進育成の実績も評価対象になります。
マーケティング転職の準備チェックリスト
転職活動を始める前に、以下の項目を準備しておくとスムーズに進められます。
- ✓過去の施策実績を「背景・アクション・数値成果」の3点セットで棚卸しする
- ✓職務経歴書には担当した施策の規模感(予算・チーム人数・対象顧客数)を明記する
- ✓自分の強みとなる領域(獲得系・CRM系・ブランディング系など)を一言で説明できるようにする
- ✓志望業界のマーケティング特性(BtoB/BtoC、指標の違いなど)を事前にリサーチする
- ✓年収レンジの相場観を職種別データやエージェントのヒアリングで確認しておく