キャリア戦略#ソーシャルエンタープライズ#社会的企業#NPO#インパクト投資#SDGs#転職

ソーシャルエンタープライズ・社会的企業への転職完全ガイド【2026年版】やりがいと収入を両立する方法

公開:2026-06-12更新:2026-06-12監修:転職エージェントLab 編集部

「お金を稼ぐこと」と「社会を良くすること」は両立できる——そんな確信のもとに生まれた「ソーシャルエンタープライズ(社会的企業)」への転職希望者が増加しています。2026年現在、SDGs・ESG投資の主流化、インパクト投資の拡大、グリーン経済への移行が加速する中で、「社会的インパクト」を事業の核心に置く企業・組織の数が急増しています。

かつては「やりがいはあるけれど収入が低い」というイメージがあったソーシャルセクターですが、今は変わっています。デジタル技術を活用してスケールするソーシャルエンタープライズ・インパクト投資ファンド・ESGコンサルティング会社では、民間企業と遜色ない年収でのキャリアが実現しています。

この記事では、ソーシャルエンタープライズ・社会的企業への転職を考える方に向けて、業界の現状・組織の種類・職種別年収・必要なスキル・転職エージェント活用法を解説します。

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ソーシャルエンタープライズ・社会的企業の全体像

「社会課題×ビジネス」で活動する組織の全体像を整理します。転職先の種類によって年収・やりがい・キャリアパスが大きく異なります。

組織の種類と特徴

ソーシャルエンタープライズ・社会的企業の主要カテゴリを整理します。

  • 【ソーシャルベンチャー(株式会社)】:社会課題解決をビジネスモデルの中心に置くスタートアップ・中小企業。環境・教育・農業・医療等
  • 【B Corp(Benefit Corporation)認定企業】:社会・環境への貢献を法定要件とする企業。Patagonia・Ben&Jerry's等が有名
  • 【NPO・公益法人】:非営利組織だが、近年は事業型NPOが増加し専門職の待遇が改善されている
  • 【社会的協同組合・コープ】:医療・介護・農業分野での協同組合型社会的企業
  • 【インパクト投資ファンド・インパクト企業】:社会的インパクトの最大化を目指すベンチャーキャピタル・投資会社

2026年の注目分野

ソーシャルエンタープライズとして特に注目されている分野です。

  • 気候テック(Climate Tech):再エネ・炭素除去・サーキュラーエコノミーのソーシャルベンチャー
  • エドテック(EdTech):教育格差解消・途上国教育支援のテクノロジー企業
  • フィンテック×金融包摂:アンバンクト層への金融サービス・マイクロファイナンス
  • 農業×フードテック:フードロス削減・持続可能農業の革新
  • 精神保健・メンタルヘルスケア:手軽にアクセスできる心理支援サービス

主要な組織と転職機会

転職先として検討すべき主要なソーシャルエンタープライズと社会的企業を紹介します。

  • ボーダレス・ジャパン:グループで40以上のソーシャルベンチャーを運営。「事業家集団」として知られる
  • リアルゲイト・コモナー:コミュニティスペース×社会課題解決のソーシャルデベロッパー
  • パーソルホールディングス(インパクト事業部):就労支援・障害者雇用等のソーシャルインパクト事業
  • ETIC.(エティック):社会起業家育成・インパクト人材の輩出で20年以上の実績
  • 株式会社未来工業・ヤマト福祉財団:地方創生・福祉×ビジネスのソーシャルエンタープライズ
  • BIG ISSUE Japan:ホームレス問題解決の社会的企業(雑誌販売モデル)
  • インパクトHD・KIBOW(JAFCO):インパクト投資専門の国内ファンド
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ソーシャルエンタープライズの職種と年収

ソーシャルエンタープライズ・社会的企業での主要職種と年収を解説します。

ソーシャルベンチャー(株式会社型)の年収

民間と遜色ない水準の年収ポジションも存在します。

  • ソーシャルベンチャーCEO・執行役員:年収800〜1,500万円(ストックオプション込み)
  • インパクト投資ファンドアナリスト・マネージャー:年収700〜1,200万円
  • ESGコンサルタント(大手コンサル会社):年収700〜1,300万円。戦略コンサルのESG部門が急成長
  • ソーシャルベンチャー事業開発・営業:年収500〜850万円
  • CSR・サステナビリティマネージャー(上場企業):年収600〜1,000万円

NPO・非営利組織の年収

事業型NPO・大規模非営利組織での待遇も改善傾向です。

  • 大手NPO事業部長・マネージャー:年収500〜750万円(国際NGO・大規模NPOは700万円超も)
  • 国連・JICA・UNHCR専門職:年収600〜1,200万円(国際機関・ODA)
  • インパクト評価専門家(社会的インパクト測定):年収500〜800万円
  • NPOファンドレイジング(寄附・助成金調達)担当:年収450〜700万円

ソーシャルエンタープライズ転職に必要なスキルと転職戦略

ソーシャルエンタープライズへの転職で評価されるスキルと転職活動のポイントです。

  • 社会的インパクト測定(SROI・ロジックモデル):「事業の社会的価値を定量化する」スキルが評価される
  • ステークホルダーエンゲージメント:行政・NPO・地域コミュニティと連携するプロジェクト管理経験
  • ESG・サステナビリティ報告(GRI・TCFD):サステナビリティレポーティングの知識
  • 資金調達(VC・インパクト投資・補助金):ソーシャルベンチャーでの資金調達経験が事業開発職で評価
  • 多様性と包摂(DE&I)の実践経験:組織内外のDE&Iへの取組みが評価される
  • ソーシャルメディア・コンテンツマーケ:ソーシャルセクターではデジタルマーケのスキルを持つ人材が少ない

よくある質問

Q

大企業からソーシャルエンタープライズへの転職は収入面で大きく下がりますか?

A

組織の種類と職種によって大きく異なります。インパクト投資・ESGコンサル・上場企業のCSR部門は大企業と同等以上の年収が期待できます。ソーシャルベンチャーは初期は年収が下がることが多いですが、ストックオプションでの補填・急成長に伴う年収アップが期待できます。NPOは依然として年収水準が低いケースが多いですが、大規模事業型NPO・国際機関は700〜1,000万円超のポジションも存在します。

Q

ソーシャルエンタープライズに転職するためのコミュニティや情報源を教えてください。

A

国内では「ETIC.(エティック)」「社会起業家フォーラム」「Good Job Center(全国)」が活発です。また「新公益連盟」や「B Corp Japan」のコミュニティも有力な情報源です。国際的には「Ashoka」「Skoll Foundation」等の社会起業家コミュニティがあります。LinkedIn・Facebookグループ「ソーシャルビジネス・NPO転職」も転職機会の情報収集に役立ちます。

この記事を書いた人

転職・キャリア専門メディア 編集部

転職エージェントLab 編集部

転職エージェントLab編集部は、人材業界出身の運営者が中心となり、実際の業界経験をもとに転職エージェントの情報を調査・発信しています。読者が自分に合ったエージェントを選べるよう、各サービスの特徴・求人実績を中立な視点でまとめています。

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