ハローワークと転職エージェントの基本的な違い
ハローワーク(公共職業安定所)は厚生労働省が運営する公的な就職支援機関です。一方、転職エージェントは民間企業が運営する有料職業紹介サービス(求職者は無料)です。運営主体・収益モデル・対象者・求人の種類が根本的に異なります。
主要な違いの比較表
ハローワークは公的機関のため全ての求職者が無料で利用できますが、担当者数が少なく個別サポートは限定的です。転職エージェントは民間企業のため担当者がつきっきりでサポートしてくれますが、採用可能性の低い方は断られる場合があります。
求人の質・量も大きく異なります。ハローワークは中小企業・地場企業が多く、掲載費用が無料のため求人の質にばらつきがあります。転職エージェントは求人企業から費用を取るため、企業側も採用意欲が高い優良求人が多い傾向があります。
- ●運営:ハローワーク=国(公的機関)、転職エージェント=民間企業
- ●費用:どちらも求職者は無料(エージェントは採用企業から報酬)
- ●求人数:ハローワーク=全国約100万件以上、転職エージェント=非公開含む
- ●求人の種類:ハローワーク=中小・地場企業中心、エージェント=中小〜大手・外資
- ●個別サポート:ハローワーク=限定的、エージェント=書類・面接・条件交渉まで手厚い
- ●スピード:ハローワーク=自分のペース、エージェント=スピーディにサポート
ハローワークが向いている人
ハローワークが特に効果的な利用者のケースを解説します。
ハローワーク向き1:雇用保険の手続きが必要な方
退職後に失業給付(失業手当)を受けたい方は、ハローワークへの登録・求職活動実績の報告が義務です。この場合はハローワークをベースに転職活動を進めながら、同時に転職エージェントも活用するのがベストな組み合わせです。
失業給付を受けながら転職エージェントを利用することは問題ありません。むしろ推奨されます。
ハローワーク向き2:地方・地元密着の中小企業を探している方
大手転職エージェントには掲載されていない地場の中小企業・地方の優良企業はハローワークの方が豊富なケースがあります。特に「地元の〇〇市で仕事を探したい」「小さな会社で長く働きたい」という方にはハローワークの求人が向いています。
地方・地元密着の求人を探す場合は、ハローワークと並行して地域特化型の転職エージェントやマイナビエージェントも活用すると選択肢が広がります。
ハローワーク向き3:転職エージェントに断られた・活用が難しい方
転職エージェントに「サポートが難しい」と断られた方・転職回数が多い方・年齢的に民間エージェントの求人が少ない50代以上の方は、ハローワークが現実的な選択肢になります。ハローワークは全ての求職者に門戸を開いています。
どのエージェントを選ぶべきか迷っていますか?
年代・職種・年収・希望条件を選ぶだけで、あなたに最適なエージェントTop3をご提案します。
転職エージェントが向いている人
転職エージェントが特に効果的な利用者のケースを解説します。
エージェント向き1:在職中で時間が限られている方
現職で忙しく転職活動に時間がとれない方には転職エージェントが最適です。求人の選定・書類の添削・面接日程の調整・条件交渉まで代行してくれるため、限られた時間で効率的に転職活動を進めることができます。
ハローワークは自分で求人を探し・書類を準備し・企業に連絡する必要があるため、忙しい在職者には時間がかかりすぎます。
エージェント向き2:年収アップ・キャリアアップを目指す方
転職で年収アップ・ポジションアップを目指す方に転職エージェントは不可欠です。エージェントは求職者の市場価値を把握しており、年収交渉を代行してくれます。ハローワークには年収交渉代行機能はありません。
特にリクルートエージェント・JACリクルートメントは年収アップ実績が豊富で、平均数十万〜百万円以上の年収アップ実績があります。
エージェント向き3:非公開求人・大手企業に挑戦したい方
大手企業・外資系の求人は転職エージェント経由でしか応募できない非公開求人が多数存在します。これらの求人にはハローワークではアクセスできません。大手・外資・上場企業への転職を目指す方は転職エージェント一択です。
あわせて読みたい:ハタラクティブ
ハタラクティブを無料で確認するハローワーク+転職エージェントの最強の組み合わせ方
ハローワークと転職エージェントは「どちらかを選ぶ」ものではなく、「両方を同時に活用する」のが最も効果的な方法です。
退職後(求職中)の方向けの組み合わせ
退職後に失業給付を受けながら転職活動する場合、ハローワークに登録して求職活動実績を作りつつ、リクルートエージェント・dodaなどの転職エージェントを並行活用するのが最も効率的です。
ハローワークへの訪問・求職活動実績作りはハローワークで行い、実際の企業探し・書類作成・面接対策は転職エージェントに任せるという役割分担が理想的です。
在職中の方向けの組み合わせ
在職中の方は基本的に転職エージェントを中心に活動することをおすすめします。ハローワークは平日日中のみ利用可能のため、在職中の方には使いにくい面があります。
転職エージェントはオンライン面談・メール・電話でのやりとりが中心のため、仕事終わりや休日にも対応してもらえます。