クラウドエンジニアの職種カテゴリ
クラウドエンジニアは大きく4つのロールに分類されます。どのロールを目指すかによってスキルアップの方向性が変わります。
クラウドインフラエンジニア
VPC・サブネット・IAM・ストレージ・データベースなどクラウドの基盤設計・構築・運用を担います。オンプレのインフラエンジニアからの転換で最も多いルートです。IaC(Terraform/CDK)の習得が年収アップの近道です。
SRE(Site Reliability Engineer)
サービスの信頼性・可用性を担保しながらインフラの自動化・効率化を推進する役割です。SLO/SLI/エラーバジェットの設定、Kubernetes・Prometheus・Grafanaの運用経験が求められます。年収800〜1,400万円が相場です。
DevOpsエンジニア
CI/CDパイプラインの構築・運用と開発チームとのインフラ協働を主軸とする役割です。GitHub Actions・ArgoCD・Helmの実務経験が特に評価されます。
クラウドアーキテクト
企業全体のクラウド戦略・マルチクラウド設計を担うシニア職です。AWS認定ソリューションアーキテクト Professional レベルが実質的な足切りラインで、年収1,200〜2,000万円の求人もあります。
転職価値が高いクラウド資格ランキング2026
クラウドエンジニアの資格は取得コスト(試験費・学習時間)に対する転職リターンが非常に高い投資です。
AWS認定資格:最も求人数が多い
日本国内のクラウド求人の約60%がAWSを指定しており、AWS認定の価値が最も高いです。CLF(基礎)→SAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)→SAP(プロフェッショナル)の順番で取得するのが王道ルートです。
SAA取得者の転職市場での評価は高く、未経験者でもSAA+実務経験1年あれば年収600万円以上の求人に応募できます。
- ●AWS SAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト):最費用対効果
- ●AWS SAP(ソリューションアーキテクト プロフェッショナル):シニア向け
- ●AWS DevOps Engineer Professional:DevOps特化
- ●AWS SCS(セキュリティスペシャリスト):セキュリティと組み合わせ
- ●Google Cloud Professional Cloud Architect:GCP最上位資格
- ●Azure Solutions Architect Expert:Microsoft環境での評価高
Kubernetes関連資格
CKA(Certified Kubernetes Administrator)とCKS(Certified Kubernetes Security Specialist)はコンテナ時代のクラウドエンジニアに必須の資格です。SRE・DevOpsポジションへの転職では特に評価されます。
クラウドエンジニアの年収相場2026
クラウドスキルの有無で年収差が100〜300万円生まれる現在、年収相場を正確に把握することが交渉の武器になります。
- ✓オンプレ経験者・クラウド学習中(〜2年):450〜650万円
- ✓AWS/GCP実務経験1〜3年:600〜900万円
- ✓SRE・DevOps経験2〜5年:800〜1,200万円
- ✓クラウドアーキテクト(5年以上):1,000〜1,600万円
- ✓外資系クラウドベンダー・コンサル:1,200〜2,000万円
- ✓Kubernetes専門(CKA保有):800〜1,300万円
あわせて読みたい:リクルートエージェント
リクルートエージェントを無料で確認するオンプレエンジニアからクラウドエンジニアへの転向ロードマップ
10〜20年のオンプレ経験を持つエンジニアが最も多く挑戦するのが、クラウドエンジニアへの転向です。
Phase 1:AWS SAAの取得(2〜3ヶ月)
まず実際にAWSを触りながらSAAを取得します。CloudFormation・VPC・EC2・RDS・S3の実務的な設計パターンを手を動かして学ぶことが重要です。UdemyのStephane Maaret講座が最も効率的な学習教材として評判です。
Phase 2:Terraform・Docker・GitHub Actionsの習得(1〜2ヶ月)
IaC(Infrastructure as Code)の基礎としてTerraformを習得し、GitHubリポジトリで公開します。Dockerfileの作成からECS/EKSへのデプロイまでの一連の流れを実装したポートフォリオが有効です。
Phase 3:転職活動開始
SAA取得済み+実装ポートフォリオがあれば転職活動開始のタイミングです。現職のオンプレ業務でクラウドを使った改善提案・PoC実施があれば必ずアピールしてください。