リモートワーク求人の実態:フルリモートとハイブリッドの違い
求人票の「リモートワーク可」表示には大きな幅があります。入社前に確認すべきリモートの実態を整理します。
リモートワーク求人の主な種類
「リモートワーク可」と記載された求人でも、その実態は大きく異なります。
- ●【フルリモート】週5日すべて在宅勤務。出社義務なし。地方・海外在住での勤務も可能なケースがある
- ●【ハイブリッド(週3〜4在宅)】週1〜2日の出社義務あり。現実的に多い形態
- ●【ハイブリッド(月1〜2出社)】ほぼリモートだが定期的な出社あり
- ●【試用期間中は出社必須】3〜6ヶ月の試用期間は出社、その後リモート可になる求人
- ●【リモート可(実態は週4出社)】制度はあっても文化的に使いにくい職場
リモートワーク実態のチェック方法
転職エージェントを通じて以下の点を入社前に必ず確認しましょう。
- ●① 「1ヶ月あたりの平均出社日数」を具体的に聞く
- ●② 「チームのメンバーが実際に週何日リモートしているか」を確認する
- ●③ 「リモートワーク制度の導入時期」を聞く(最近導入した企業は文化が成熟していない)
- ●④ 「Glassdoor・OpenWorkなどのクチコミサイト」でリモート文化を確認する
- ●⑤ エージェント経由で内定前に「社員との懇談機会」を設けてもらう
リモートワーク転職に強いエージェント・サービス
リモートワーク求人が充実したエージェント・転職サービスを紹介します。
① リクルートエージェント:リモート可求人が豊富
国内最大の求人数を誇るリクルートエージェントには、リモートワーク可の求人が多数含まれています。検索条件でリモート可・テレワーク可を絞り込んで探せます。特にIT・コンサル・マーケティング系のリモート求人が充実しています。
② doda:「在宅勤務あり」で絞り込みができる
dodaの求人検索では「在宅勤務あり」「フレックスタイム制」などの働き方条件で求人を絞り込めます。エージェント機能とスカウト機能を組み合わせることで、自分に合ったリモート可求人を効率的に探せます。
③ レバテックキャリア:エンジニア向けのフルリモート求人が充実
ITエンジニア専門のレバテックキャリアは、フルリモート・ほぼリモートのエンジニア求人が充実しています。エンジニア職はもともとリモートワークと相性が良く、フルリモートの割合が高いです。地方在住のエンジニアが東京の企業で働くケースも多数あります。
④ Wantedly:スタートアップのリモート求人が多い
スタートアップ・ベンチャー企業を中心に掲載されているWantedlyには、フルリモート・ハイブリッドの求人が多くあります。企業の「働き方の考え方」がストーリー記事で紹介されているため、カルチャーフィットを確認しながら求人を探せます。
⑤ リモートワーク専門求人サービス(ReWorks・Remogu等)
ReWorks・Remogu・テレワーク専用ジョブなど、リモートワーク・フルリモート特化の求人サービスも増えています。フルリモートに絞って転職先を探したい方には、こうした専門サービスの活用もおすすめです。
ただし求人数は総合型エージェントより少ないため、総合型エージェントと組み合わせて利用するのが効果的です。
リモートワーク転職で失敗しないための注意点
リモートワーク転職に際して特に注意すべきポイントをまとめます。
求人票の「リモート可」を鵜呑みにしない
採用後のリモートワーク実態が求人票と異なるトラブルは頻繁に起きています。「週何日のリモートが保証されているか」「リモートの利用には上長承認が必要か」「出社が求められる状況はどんな場合か」を具体的に確認しましょう。
フルリモートでのコミュニケーション問題
フルリモートの環境では、オフィスでの自然なコミュニケーションが発生しないため、プロアクティブなコミュニケーション能力が求められます。特に転職後の立ち上がり期間は、自分から積極的にコミュニケーションを取ることが重要です。
フルリモートが自分に合っているかを自己分析することも重要です。「一人で集中して仕事できる」「テキストコミュニケーションが得意」という方はリモートに向いています。
地方移住を前提にしたフルリモート転職の注意点
地方移住を前提にフルリモート企業に転職する場合は、「将来的に出社義務が生じる可能性があるか」「会社の方針変更でオフィス回帰になるリスクはないか」を事前に確認することが重要です。大手企業でも2022〜2024年にかけてオフィス回帰の方針を打ち出した事例があります。
リモートワーク可の求人が多い職種・業界
すべての職種・業界でリモートワークが可能なわけではありません。リモート求人が充実している職種を把握しておきましょう。
- ✓【IT・エンジニア系】Webエンジニア・システム開発・データサイエンス・クラウドエンジニア(最もリモートが多い)
- ✓【マーケティング系】デジタルマーケティング・SEO・コンテンツマーケター・SNSマーケター
- ✓【デザイン系】UI/UXデザイナー・グラフィックデザイナー・Webデザイナー
- ✓【コンサル・アドバイザリー系】ITコンサル・戦略コンサル・人事コンサル
- ✓【管理系】経理・財務・法務・人事(リモート可の企業が増加中)
- ✓【カスタマーサポート系】チャットサポート・カスタマーサクセス(リモート可の求人が増えている)